リゾートバイトの魅力といえば、なんといっても多くの人と出会えることでしょう。リゾートバイトには、ごく普通に暮らしていたのでは到底知り合えないようないろいろな人が全国から集まってきます。出身地も趣味も年齢も何もかも違うような人と仲良くなれるのは、リゾートバイトならではの醍醐味だといえます。
一方で、リゾートバイトにはリゾートバイトならではの大変さもあります。
多くの人と知り合えるということは、裏返せば、多くの人と関わらなければいけないということ。どんな人とでも仲良くなれたらそれに越したことはありませんが、誰しも苦手な人や性格の合わない相手はいるものですよね。
もし、派遣先の同僚たちが、揃いも揃って自分と合わない人たちだったとしたら、どうでしょうか?
リゾートバイトは基本的に住み込みでする仕事です。数週間から数か月にわたって苦手な人たちと共同生活をするというのは、苦痛以外の何物でもないでしょう。
そこで今回は、派遣先での契約期間を楽しく過ごすための人間関係のポイントをご紹介しましょう。
リゾートバイトの同僚との人間関係
同僚の多い職場の場合では、より多くの派遣の人と仲良くすることが必須です。具体的な職種としては、農場や牧場でのリゾートバイトや、ゲレンデなどが当てはまるでしょう。
特に、特定の季節にだけ多くの派遣を雇う職場では、オンシーズンの従業員は大半がリゾートバイトの人ということになります。すると必然的に、ふだんから同僚たちと一緒に過ごす時間が多くなりますし、仕事上でも同僚とのコミュニケーションが大切になります。仕事を効率的にこなすためにも、楽しく過ごすためにも、仲良くしておいて困ることはないでしょう。
ここでのポイントは、最初はとにかく社交的に振る舞うというスタンスが大事です。
ほかの同僚たちもリゾートバイトで来てる人たちなのですから、誰しも仲良くなりたいと考えているのは一緒です。だからこそ、最初のうちに仲良くなってしまいましょう。逆にいえば、最初の仲良くなる機会を逃すとあとから挽回するのは厳しくなってしまいます。
では、どうすれば知り合ったばかりの人達と仲良くなれるのでしょうか? 重要なのは、たったこれだけです。
「自分の弱点をさらけ出す」
変に格好つけることはありませんし、無駄に気を遣いすぎる必要もありません。どちらにせよ、無理をしていたらそのうちバレるのです。
だったら、最初から素の自分の弱点をさらけ出してみるほうが、周りから親近感をもってもらえます。
ネガティブになりすぎるのはよくありませんが、自分の失敗談や弱点を笑い話に変えることができれば、周囲に受け入れてもらいやすくなるでしょう。
上司や常勤スタッフとの人間関係
リゾートバイトにおける人間関係の悩みは、同僚とのものだけではありません。むしろ、上司や常勤スタッフとの人間関係で悩む人のほうが目立つようです。
具体的には、温泉地やテーマパークのような通年のリゾートバイトでこういったトラブルが目立ちます。こういった職場では、臨時の派遣よりも常勤のスタッフが多いですし、リゾートバイトで働いている人でも長期にわたってずっと働き続けている人が多い傾向にあります。
するとどうしても、新しく入ってきた人間は疎外感を感じがちです。また、職場によっては実際にあからさまに差別的な扱いを受けることもあるようです。
こちらへの対策としては、まずは応募前に、離職率の高い職場を避けるということが考えられます。リゾートバイトでやってきた人に対してきつく当たる職場は案外多いようで、そうしたケースではわずか1週間程度でどんどん派遣スタッフがやめてしまっていたりします。
応募の段階で、仲介業者の担当者にそのあたりをしっかり尋ねておくと、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。