リゾートバイトというと、夏の海と並ぶ代表的なスポットが冬のゲレンデでしょう。特に、ウィンタースポーツが好きな人であればゲレンデで働いてみたいという人も多いのでは?
一方で、意外と実情が知られていないのもゲレンデの仕事の特徴です。お客さんとしてしかゲレンデに行ったことのなかった人がリゾートバイトをはじめると、あまりの仕事内容の豊富さにびっくりすることもあるかもしれません。
そこで、今回はゲレンデでの仕事内容について紹介していきましょう。
「ゲレンデ」ではこんなに多くの仕事がある
チケット販売/インフォメーションスタッフ
ゲレンデに到着するとまず最初にお客さんが接することになるのが、チケット窓口のスタッフです。規模の小さなスキー場であれば、インフォメーションカウンターを兼任することも多いでしょう。
代表的な仕事としてはチケット販売が挙げられます。インフォメーションスタッフを兼務する場合には、場内の呼び出しや問い合わせなどに対応するのも大事な仕事です。
仕事量は多いですが、チケット販売はほとんど朝だけに集中しますので、意外と余裕のある仕事でもあります。その分、雪かきのヘルプに呼ばれたりもします。
リフト係
ゲレンデ内でお客さんが最も何度も顔を合わせることになるのが、リフト係です。リフトやゴンドラの安全な運用なしには、ゲレンデでのレジャーは成立しません。誘導から機械操作まで担当することになりますので、重大な責任を伴う仕事だといえるでしょう。
基本的には屋外にずっといる仕事ですから、ゲレンデという場の雰囲気が大好きで堪らないという人に向いています。また、多くの人と知り合いやすい仕事でもあります。
レンタルスタッフ
スキー場に欠かせないスタッフとしては、レンタルブースも見逃せません。今の時代、よほど熱心なウィンタースポーツファンでない限りは、スキー板やボードを自分で持っているという人はそうそういませんから、朝のうちはかなり盛況となるでしょう。
「レンタル業務」というと一見簡単そうに見えますが、レンタルブースに来るお客さんはライト層がメインです。板の長さやウェアのサイズ選びについても的確なアドバイスができなければいけませんしメンテナンスもしなければなりませんから、気軽な気持ちではじめると苦労しそうです。
レストランスタッフ
ゲレンデにはレストランもつきものです。当然ながら、ここでも接客スタッフや調理スタッフが必要となります。
基本的に、ゲレンデ内では食事をできる場所が限られていますから、昼食時には大混雑となるでしょう。接客スタッフ、調理スタッフともに凄まじい忙しさとなりますので、臨機応変かつ迅速に仕事をできる人材が求められます。飲食店での仕事を一度も経験したことのない人では対応することが難しいかもしれません。
また、ゲレンデ内であるにもかかわらずあまりゲレンデ特有の空気を味わえないというのも難点です。一方で、「ゲレンデは好きだけど寒さは苦手!」という人にとっては絶好の職場といえるでしょう。
インストラクター
ゲレンデでのリゾートバイトの花形といえば、やはりスキーやスノーボードのインストラクターでしょう。大好きなスキーやスノーボードをしながらお金が稼げて、なおかつ多くの人と触れ合うことのできる業務ですから、楽しみながらリゾートバイトをしたいという人に向いています。
インストラクターというと特別な資格が必要なように思えるかもしれませんが、子供向けのレッスンを担当するのであれば、必ずしも上級者である必要はありません。「教えるのが好き」という人は挑戦してみてもいいのではないでしょうか。
ただし、インストラクターの仕事はゲレンデでのほかの仕事に比べると、あまり稼働時間が長くはありません。稼げるかどうかという視点から見るとあまり稼げませんので、「ほかの業務の合間にインストラクターも兼任する」というような働き方のできるスキー場を見つけられるとよいでしょう。