妊娠中の女性ができる仕事は限られています。働き方が多様化している現在ですから、「とりあえず何でもいいから仕事がしたい!」という人であれば妊婦でも体に負担をかけずに働くことが可能ですが、やはり向いていない仕事や嫌いな仕事ではストレスが溜まるもの。妊娠中にストレスは大敵です。
そこで、あえて「好きなことをして稼ぐ」ことを考えてみてはいかがでしょうか。
それが、ハンドメイド雑貨やアクセサリーを販売するという方法です。
手先が器用な人や、これまでにも趣味でハンドメイドをしてきたという人であれば、一度検討してみたい働き方といえます。
ハンドメイドを売るメリット
妊娠中にハンドメイド販売をすることには、たくさんのメリットがあります。
まずは、楽しみながら仕事ができるということ。趣味の延長上ですからリラックスしながら作業をすることができるでしょう。妊娠中というのはちょっとしたことでも気分に波が出やすい時期ですから、楽しめる時間が長いというのはそれだけでも母胎にとって良いことだといえます。
そして、売れたときの喜びもひとしおでしょう。なにせ、自分がハンドメイドした作品が売れるということは、自分のセンスが認められたということだからです。場合によっては、ハンドメイド作品を作ることで新しく趣味の繋がりができることもあるでしょう。
また、ソファに座りながらでもできる作業ですから、体への負担が少ないことも嬉しいですね。自宅で作業をするのであれば、体調の悪いときにはすぐに休憩をとることも可能です。
ハンドメイドの売り方
「手芸は好きだけど売り方がわからない」という人もいるかもしれません。ですが、心配は無用です。一昔前であれば、手作りの作品を売るためには自分でお店を出したり営業をしたりといったことが必要でしたが、今の時代にはインターネットがあります。
ハンドメイド作品の販売に特化したインターネットサービスとしては、minneやiichi、Creemaといったところが有名です。こうしたサイトはそもそも、オシャレなハンドメイド作品を求めている人しか見ないサイトですから、売れる可能性も高いはず。
また、ネットオークションで販売するという方法もあるでしょう。自分の作品に自信がある人であれば、こちらの方が高い金額で売れるかもしれません。
ハンドメイド販売をするときの注意点
ただし、ハンドメイド販売は良いところばかりではありません。
一番のポイントは、必ずしも稼げるとは限らないというところ。他の一般的な仕事のように契約を交わしてから仕事をするわけではなく、ハンドメイド販売の場合はあくまでも作ったあとに買い手が見つかるかどうかが問題となります。作品が良くなければ売れませんし、素晴らしい作品だったとしても趣味の合う人に見つけてもらわなければやはり売れることはないでしょう。
つまり、「少しでもいいから確実に収入が欲しい」という人には向いていない仕事なのです。あくまでも、「売れなくてもまあいいか」というぐらいの余裕がある妊婦に適した仕事だといえます。